新潟 撮影行〜はざかけ米〜
米どころ・新潟では新米の収穫時期も終盤を迎えた。
稲の天日干し「はざかけ」を撮影した。
稲刈りをした後の稲を「はざ」にかけ、自然のまま天日乾燥する。
短時間(1〜2日間)で乾かす機械乾燥と違い太陽の光と風とでゆっくりと乾燥させるので、自然の力と時間が米の旨味、粘りをじっくりと引き出す。自然乾燥は天候にも左右されるので1〜2週間はかかるようだ。
新発田市月岡
仙次郎はざかけ米
夜にはライトアップされる様だ。
魚沼市塩沢区域(旧塩沢町)
うおぬま倉友農園
はざかけ米の収穫を撮影させていただいた。
日本一の米を食べるグルメなスズメ
山に囲まれた塩沢区域だからこその美味いお米
塩沢産コシヒカリは日本でとれるお米の0.1%という希少性。はざかけ米はコストも手間もかかり、5kgで7,000円超えとなかなかの物。
はざかけ米の乾燥は自然相手なので万全では無く、はざの表と裏では多少のムラが出たりするようだ。最近は乾燥機械の進歩も凄く理想的な乾燥ができるようだ。
塩沢米穀で塩沢地区限定コシヒカリを購入した。
鮮度を保てるように玄米や精米後の保管にこだわりを持ち、専属の精米師が目を光らせている企業体質に納得した。
5kgで3,450円、このクラスではお買い得と思う。はざかけ米ではなく機械乾燥。
やはり新米は美味い、粘りが違う。食事後にお茶碗を洗うのにもこびりついたお米が取れずに苦労する程だ。
今迄はJAみなみ魚沼農業協同組合の南魚沼産しおざわコシヒカリ 『天地米』 を通販で購入していたが、現在はJAのホームページから消えている。
また今回の塩沢米穀のお米のほうがより美味く感じている。
お米の保管が味を左右するのはご存知の通り。我が家で最も寒くシャッターを閉じた事務所の片隅にひっそりと保管している。
炊き方も然り、十分吸水して炊き上げて蒸らし、直ぐに食べる事。保温時間は不味さに比例する。
美味い米ほどたった一つの欠点がある。
美味い米を日常食していると外食時に困る。不味い米を食わせる店が如何に多いかである。
余談ではあるが、拙者の母親は魚沼郡津南町出身。毎年故郷の米を送って頂いていたので私は幼少の頃から魚沼の米で育った身。今更他の地域の米は口に、いや胃には合わないのも確かではある。