チゴガニよりも大きな白いハサミで踊るカニがいた!ハクセンシオマネキだ!

ハクセンシオマネキは甲幅約2cm、雄の片方のハサミ脚が極端に大きい、いわゆるシオマネキの一種で白っぽい体色が特徴である。
ハサミ脚を大きく振るウエービングする様が白い扇子を振るように見え、和名はここに由来する。RDB絶滅危惧Ⅱ類(VU)


アシハラガニ 甲幅約4cm
「アシハラ」は「葦原」のことだが、干潟に近い河口や内湾の砂泥干潟で見られることが多い。
雑食性でヨシの葉などを食べるほか、クラゲやチゴガニを捕食したり共食いをすることもある。

千葉県木更津市にある小櫃川河口干潟では超大群で棲息するアシハラガニが観察できる。


ハマガニ 甲幅約6〜8cm
アシハラガニと同じ塩性湿地(河口部)に棲息して一見アシハラガニの大型個体と思うが、甲が丸く短毛が目立つこと、紫色が強いこと等で区別できる。
ハサミ脚を広げると20cmにもなる大型種。


イソガニ 甲幅約3cm
岩礁や転石からなる海岸の潮間帯・潮下帯に生息する。


カクベンケイガニ 甲幅約2cm
海岸の飛沫帯(波飛沫が掛かる程度の区域)に生息し、潮が引くと潮間帯上部にも進出する。