クロベンケイガニ 甲幅約4cm
黒紫色から茶褐色の体色で、歩脚には3~4mmの黒い剛毛がある。
河口部の干潟や河岸に棲息する。


ベンケイガニ 甲幅約4cm
ハサミ脚が赤くアカテガニと間違えやすいが、甲羅の凹凸が深く、甲羅の縁に小さな切れ込みを持つことで判別が可能。
繁殖期は夏で、この時期にはアカテガニと同様に抱卵した雌が海岸に集合し、大潮の満潮時に卵を海に放つ。
アカテガニの繁殖期も同じで両種は波打ち際で混在する。


アカテガニ 甲幅約3cm
海岸近くの林・土手、河口の草むらなどに巣穴を掘って棲息する。
複眼の下の甲側面には鋸歯が無く、背甲中央に微笑んでいるような赤い線がある。
真っ赤なアカテガニやオレンジ色のベンケイガニもいるので注意が必要だ。
真夏の大潮の夕方、日が落ち暗くなって来るとアカテガニは森から干潟や海岸に下りて来る。
雌はお腹からゾエア幼生を海に放仔する。