野鳥撮影には超望遠レンズが必須で、手持ち撮影、一脚、三脚と撮影対象によって臨機応変に対応する必要がある。
私はより焦点距離が稼げるAPS-Cフォーマットのカメラがお気に入りで、CANON EOS R7を使用している。
レンズはRF200-800mmで、35mm換算で1280mm相当と遠くにいる小鳥も鮮明に撮影できる。
1280mmの画角はかなり狭くて、画面内に被写体を入れるのには慣れが必要で素早い動きの野鳥はドットサイトを使うのが効率的だ。
右目はファインダー、左目はドットサイトと両眼視でなければ確実性に欠ける。
ただ、ドットサイトはレンズと光軸がズレているので対象までの距離が変わると再調整が必要である。
飛翔している野鳥は距離も変化するので、調整している暇はなく勘で調整するしか無い。
動画撮影用に指向性の強いマイクをホットシュー部に載せている。

上の写真はレンズを購入後すぐに撮影した画像で、現在では迷彩のレンズカバーを取り付けている。
薄暗い森の中で真っ白なレンズを振り回すのは野鳥を逃してしまう確率が上がってしまう。

一脚にはビデオ雲台を載せている。肩当てはウエットスーツの生地で自作。左のレンズはTamron 150-600mm 、右はRF200-800mm、倍率8倍の見やすい双眼鏡は必須。

有明海の干潟での撮影風景:ムツゴロウを捕食するダイサギを狙っている。頑丈な三脚と椅子は長時間撮影には必須。

車内から野鳥を撮影する際は、後部の小窓から狙う。

遠征する際は、ポータブルSSDにデータを保存する。2TBを2個、これで安心。
暗い時間帯や、暗い場所での撮影は避けられない。ISO感度は爆上がりでノイズも盛大に増えてしまう。
Adobe Lightroom Classic のAIノイズ除去処理をするとISO6400での撮影も綺麗に仕上がる。
とかくトリミングが多い野鳥撮影だが、35mm換算1280mmに3250万画素が強い味方で、 Adobe Lightroom Classic のスーパー解像度で強化すると、縦横それぞれ2倍の画素数にスケールアップできる。
また、動画撮影時には手振れが心配であるが、ボディ内手振れ補正とレンズの手振れ補正の相乗効果で、手持ちではキツイが一脚ではかなりイケる。
Topaz Video AIで手振れ補正をかけると画角をそのままに、三脚で撮影したかのようにピタッと止まった映像に修正できてしまう!
さらには4K ,8K,120P ,480P などスケールアップやフレームレートも自在に大きくできる。
Mac Studio M1MAXを使用しているが、これら負荷の大きいアプリを不満なく稼働できている。いやはや、恐ろしい時代になったものだ!