紀伊半島清流の水中撮影・銚子川(2)
銚子川上流部では甲殻類も撮影した。
水底の窪みや岩の下の暗がりに水中ライトの光を当てると甲殻類が観察できた。
モクズガニ
食用として有名な「上海蟹」(チュウゴクモクズガニ)の同属異種。親が海域へ移動し海域で繁殖を行う「降河回遊」。
ミナミテナガエビ 雌
頭胸甲側面に3本の斜横帯があるのが特徴。
ミナミテナガエビ 雄
テナガエビ科は雄の第2胸脚は雌に比べて大きい。
ヒラテテナガエビ 雌
体色は暗褐色、胸脚の関節は橙色、頭胸甲には網目模様、第3腹節などに暗色帯がある。
ヒラテテナガエビ 雄
雄の第2胸脚は左右で形がほぼ同じで大きさに違いがある。
ヌマエビ
背中の中央に黄褐色の縦線があり、これが腹節後縁で横に枝分かれする。体側には黒褐色の斑紋と黄白色の小斑点がある。
ヌマエビ
中央下は雌の抱卵個体。