能登半島
今回の旅、いつも通りほぼ車中泊です。 初日は夕方に東京の自宅を立ち、上信越自動車道 千曲川さかきPAで夜を明かしました。 二日目、早朝に目を覚まして長野・善光寺にて撮影、その後白馬に向かいました。 白馬では昼食休憩とアウトドアショップ巡りをして国道148号線を北上して新潟県糸魚川市へ。 温泉に浸かり、食材を購入して富山県魚津市にある海の駅 蜃気楼にて夜を明かしました。 三日目には国道8号〜160号線で富山、氷見を経由して石川県七尾市へ。 七尾と言えばパソコン用モニターの EIZO ブランドで有名な(株)ナナオ、現 EIZO株式会社。 私も EIZO・FlexScan の大型 CRT モニターや液晶モニターを Power Mac G3/G4/G5 と共に使用していました。 写真映像作家やデザイナー御用達の高級モニターです。 七尾市や羽咋市に何カ所も EIZO ロゴのある工場が車窓から見えました。 道の駅 能登食祭市場で昼食に寿司をと思っていましたが、残念ながらここはお土産を買う場所の様で食指は全く動かず早々に立ち去りました。 車で数分の「まぐろや七尾店」へ移動。 回転寿司なのですがほとんど回っていなくて、お好みで注文して板前さんから直に頂くのが王道の様です。 ノドグロ炙りが絶品でした。マグロ各種は築地レベル、とろカンパチとマダイはなかなかの上物、アジとイワシはちょっと残念かな。 改めて築地は美味い寿司が食えるところだなぁとも実感。 穴水への移動中に食べた「みそまんじゅう」がとっても美味しくて忘れられませんでした。 能登半島は約20年ぶり、今回2日間早朝から夜明けまで半島内をぐるぐる巡って撮影しました。
穴水町根木にある「ボラ待ちやぐら」 やぐらの上で終日ボラの群れが回遊してくるのを見張り、真下に仕掛けた袋網をたぐる日本最古の漁法。
白米千枚田 国道249号線沿いにある白米千枚田です。いつの間にか棚田の隣に「道の駅 千枚田ポケットパーク」ができていました。 道の駅の駐車場からの撮影です。 道路沿いから4Kタイムラプス動画も撮影しました。
道の駅ができてしまった為にフレーミングの自由度が狭くなりました。
ここで車中泊しました。夜明け前ギリギリには天の川が撮影できました。
奥能登絶景海道 海岸線は断崖絶壁と荒々しい岩礁が続く。
椿展望台より堂ガ崎、高屋漁港赤灯台を望む。
能登の揚げ浜塩田 角花家 奥能登・珠洲市北西側では500年の歴史がある揚浜式製塩を営んでいる塩田がいくつも見られます。 春から夏にかけて朝早くから海水をくんで砂地の塩田に撒き、太陽の光と熱で乾いた砂を集め再び海水で洗い流して「カンスイ」と呼ばれる濃い塩水を採ります。これを大釜に入れ、薪でじっくりと炊き上げおいしい揚げ浜塩を作っています。長い工程のあとにわずかにとれる海の恵です。
禄剛埼灯台(通称:狼煙の灯台) 明治時代に日本人の設計で造られた白亜の灯台。禄剛崎は、能登半島の最先端で、ちょうど外浦と内浦との接点にあたるところ。 この岬は「海から昇る朝日と、海に沈む夕陽」が同じ場所で見られます。
見附島 (軍艦島) 弘法大師が布教のために、佐渡から能登へと渡る際に発見したといわれている島。「見つけた」というのが名前の由来。 高さ28メートルの大きな岩がそびえ立ち、軍艦がこちらに向かってくる様にも見えます。 踏み石が並べられているため引き潮の時間帯には、島の近くまで歩いていくことができます。
能登瓦の黒屋根(穴水町) 初めて能登を訪れた方は民家の屋根瓦の凄さに驚くことだろう。 日の光を浴びてギラギラと輝く真っ黒でボッテリとした「能登瓦」は、裏面にも釉薬をかける「ドブづけ」という手法で焼かれた、風や雪に強い釉薬瓦。 釉薬で黒く塗られた瓦は太陽の熱をため込むことで雪を溶かし、雪下ろしで屋根に上がる必要がなくなるとのこと。
鵜入漁港の集落(輪島市) 真っ黒な能登瓦の屋根に板塀。「下見板張り」と呼ばれる工法で作られた杉板の外壁。 能登に多く自生している杉の木は塩害に強く、杉の木を横に張ることで釘穴を隠して雨による浸食を防ぐ効果もある。 豪雪地帯ほどの大雪は降らないが、海に囲まれ塩害が多い地域性が建築材料や工法、景観に影響している。
大沢 間垣の里 「間垣」は長さ約3メートルのニガ竹という細い竹をびっしりと隙間なく並べてつくった垣根のこと。 日本海から吹き付ける冬の強風から家屋を守るためのもので、冬は暖かく、夏は西日を遮るためとても涼しい。
上大沢 間垣の里 大沢・上大沢の間垣集落景観は国の重要文化的景観に選定されています。 文化的景観を守っていくために、建築物と工作物に関して厳しい景観形成基準が設けられています。 また間垣の修理・修景については届出も必要です。