三番瀬
ふなばし三番瀬海浜公園での野鳥撮影を始めた。
この冬、地方で野鳥撮影をする合間に4回、朝〜午前中に訪れた。
ここは東京湾沿いの約1,800haの干潟・浅海域で、ハゼ、アサリ、カニ、ゴカイなどの底生生物が多く生息し、それらをねらって、多くの水鳥たちも集まってくる。
【 ミヤコドリ 】都鳥
三番瀬を代表する野鳥と言えば、ミヤコドリだろう。
赤・白・黒の目立つ色彩のチドリの仲間で干潟ではひときわ目立つ。
群生が強く同種だけで群れを作る。
二枚貝を採餌中。
【 ダイゼン 】大膳
平安時代に宮中での食事を司る大膳職に、美味であることから食材として用いられた事が和名の由来。
【 ミユビシギ 】三趾鷸
鳥類の足指は前3本、後1本だがミユビシギはほとんどの個体が前3本のみであるのが和名の由来。
【 ハマシギ 】浜鷸
日本で最も多く見られるシギ類の種のひとつで、浜辺で見られるシギ類というのが和名の由来。古語では他のチドリ類などと共に、浜辺に住むチドリ(シギ類を含む)という意味で「ハマチドリ」と呼ばれていた。沖縄民謡「浜千鳥」「南洋浜千鳥」の歌詞にも登場する。
【 ユリカモメ 】百合鴎
古典文学に登場する「都鳥」は、和名・ミヤコドリではなくユリカモメを指す説が有力。
昭和40年に「都民の鳥」として指定された。
ユリカモメ(上)とハマシギ(下)の群れ
【 セグロカモメ 】背黒鴎
ユリカモメやミヤコドリより大型。名前ほど背中は黒くない。
【 アジサシ 】鯵刺
アジサシの幼鳥がやって来た。冬羽で、嘴は黒褐色だ。
【 ダイサギ 】大鷺
ダイサギも三番瀬によく現れる。ハゼの仲間を捕食した。
【 カワウ 】河鵜
カワウもここの常連。大群で飛翔していた。