海の生き物は子孫を残すために繁殖行動をする。
求愛、婚姻色、交接、産卵と独特の姿を観察するのはとても興味深い。

産卵床に現れたアオリイカのカップル   体長約50cm   産卵しようとするメスの上からオスが腕を広げてメスを守っている。井田 水深18m
産卵中のアオリイカのメス。腕の間から卵嚢が出ているのが見える。井田 水深18m
産卵床の中で超深度レンズを構えてひたすら待ち続けて撮影した。
岩礁に産卵・放精するロクセンスズメダイのカップル    体長約10cm    沖縄県真栄田岬 水深4m
夏はロクセンスズメダイが集団産卵する。岩礁一面に紫色の卵を産み付けるメス(手前、輸卵管が見える)、そして放精するオス(左)。
産み付けられた卵塊の世話をするのはオスの仕事。
セダカスズメダイの卵保護    体長約8cm    伊豆海洋公園 水深7m
メスが産みオスが放精した後は、オスが卵塊の世話をする。胸鰭や尾鰭で新鮮な海水をかけている。
産卵した直後は黄色い卵塊(奥)も時間の経過と共に褐色に変化(中央右上)している。
ウデフリツノザヤウミウシの3P交接   体長約2cm   井田 水深18m
超深度レンズで撮影した。
ミスガイ産卵    体長約5cm   井田 水深4m
貝殻を背負ったウミウシの仲間。白い花の様なものが卵塊。超深度レンズで撮影した。
サザエの放精。富戸 水深10m
岩の上にサザエが4個体(写真では3個体しか見えないが裏にもう1個体いる)団子になっていた。しかもその内の1個体は他のサザエの上によじ登っていた。
近づいて良く観察すると最上部の個体とその下の個体から白い煙がもうもうと出ていた。時おり殻を持ち上げたかと思うと一気にクシャミをするかのように精子を吐き出していた。岩の下にも大きなサザエがやはり露出していた。
カクレクマノミ卵保護    体長約7cm    沖縄県粟国島 水深10m
センジュイソギンチャクに共生するカクレクマノミ。メスが岩に産みつけオスが放精した卵塊を世話するオス(左)と見守るメス(右)。
テングニシ産卵。富戸 水深25m
テングニシは大型の巻貝で殻高が20Cmほど。将棋の駒のような色艶の卵殻を一つ一つゆっくり丁寧に並べて産み付ける。
ストロボのスイッチを切り、水中ライトを使用して撮影、深場で人知れずひっそりと産卵する雰囲気に撮れた。
ボウシュウボラ卵保護。富戸 水深10m
ボウシュウボラは産卵後に2ヶ月以上卵嚢を保護すると言われている。卵嚢の中に無数の小さな卵が入っていた。
メジロダコ抱卵。和歌山県紀伊大島須江 水深15m
海中に捨てられた空きビンも、メジロダコにとっては快適な?ワンルームマンション。
しかし、抱卵している姿が丸見えなので、安全な住まいなのかは疑問である。
クサフグの集団産卵。東伊豆・川奈
クサフグの産卵行動は独特。6〜7月の大潮の2日前の日、夕方4時過ぎに波打ち際で集団産卵が始まる。