沖縄本島・野鳥と干潟撮影(7)豊見城市
最終日最後の野鳥撮影は豊見城市(とみぐすくし)の三角池。クロツラヘラサギがこの時期見られると言う情報を沖縄ネイチャーオフィス(O.N.O)さんに教えていただき、南城市の干潟の後に行った。
クロツラヘラサギは世界的希少種で、朝鮮半島西海岸の離島で繁殖し、少数個体が日本の九州や沖縄に越冬しに渡来する。
2024年クロツラヘラサギ世界一斉センサス調査結果の概要では6,988羽、日本におけるクロツラヘラサギ一斉センサス調査の結果では702羽が確認されている。
RDB絶滅危惧IB類 (EN) 沖縄県豊見城市の鳥(2023年制定)
三角池ではクロツラヘラサギのペアが1組だけではあるが、繁殖羽に換羽した個体を見ることができた。
クロツラヘラサギは昨年12月〜1月に10〜20羽の個体群を九州の各地(熊本県・鹿児島県・大分県)で撮影したが、これほど至近距離での撮影は状況的に難しかった。
繁殖羽(右)、冠羽と胸〜腹部が黄褐色に染まっている。
ペアは首を伸ばして「相互羽繕い」を始めた。
嘴が長過ぎて自分で羽繕いが出来ない部分をお互いに託している。
クロツラヘラサギの採餌は、嘴を水中に入れて左右に振り回しながら餌を探す。
アカアシシギ、若い個体で嘴の色が未だ不鮮明。
バン成鳥
バン幼鳥
沖縄で撮影した野鳥編はここまで。
次回からは、干潟の生物、その他動物・昆虫・植物と続きます。