紀伊半島清流の水中撮影・銚子川(1)

紀伊半島の清流で水中撮影をすることにした。過去に三度ほど紀伊半島の海中撮影をしに出かけているが、河川での水中撮影は初めてである。
他県の河川とどのくらい違うのか興味深い。先ずは奇跡の清流と謳われる三重県の銚子川を潜った。
メディアで取り上げられてすっかり有名な観光地になっており、適当に車を停めて河原にアクセス出来ないように駐車禁止措置がされている。
特に週末は取り締まりが厳しい様で注意されたい。そんな中、平日という事もあり先客がいる上流の駐車スペースに車を停めて河原に降りた。

銚子川上流部で撮影した魚類。

ボウズハゼ
腹鰭の吸盤で岩肌に吸着して流れに耐える。

ボウズハゼ
藻類を唇でハムハムして採餌する。

ボウズハゼ
雄の第一背鰭の棘が糸状に伸びる。各鰭が全開した瞬間が撮影できた。

ボウズハゼ
分厚い上唇には三つの切れ込みがある。

カワヨシノボリ
胸鰭の条数が15〜17で、他のヨシノボリ属(18〜)との同定の決め手。

オオヨシノボリ
ヨシノボリ属の中では体長が大きく、胸鰭の根元に明瞭な黒色斑が1個あり、尾鰭基部に上下に長い黒色斑が1個ある。

オイカワ雌
雄は臀鰭がもっと大きい。

オイカワ雄
雌に比べて臀鰭が大きい。

カワムツB型雌
雄に比べて臀鰭が小さい。

カワムツB型雄
雌に比べて臀鰭が大きい。

カワムツB型 雌(奥)雄(手前)
カワムツは側線鱗数と臀鰭条数の違いでA型B型があり、両型は遺伝的にも分布域も明瞭に分かれている。

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