沖縄本島・野鳥と干潟撮影(3)ヤンバルクイナ・国頭村

ヤンバルクイナ(山原水鶏)は沖縄本島北部山原(やんばる)地方にだけ生息する固有種で、国の天然記念物。RDB絶滅危惧IA類 (CR)
地元ではアガチと呼称され親しまれている。随分と前に国頭村辺土名のライブに出演した際にお世話になった沖縄民謡の唄者が「島唄アガチ」というグループ名でその時は何だか変な名前に聞こえたが、1981年に発見され新種記録された時はさぞかし誇り高く嬉々として沖縄中は賑わったのではと想像してしまう。
このヤンバルクイナはそう簡単に撮影できる野鳥ではないことを認識していた。過去に何度か早朝・夜間に探して、この目で見ることは出来ても撮影することは叶わなかった。
今回はプロのガイドさん(沖縄ネイチャーオフィスO.N.Oの嵩原さん)に案内をお願いし、ヤンバルクイナやノグチゲラのやんばる固有種、ホントウアカヒゲ(沖縄島固有亜種)を探鳥していただいた。

ガイドさんの運転する車の中から撮影する。車から降りるともうそこにはヤンバルクイナはいない。それほど臆病で警戒心が強い。

看板の前に現れたヤンバルクイナ。ロードキル(車との事故による死)には十分注意されたい。

その後の2日間は自分たちで同じように早朝5時から探鳥しヤンバルクイナの撮影に挑んだ。
ガイドさんにご教示していただいた事柄を念頭に探鳥し、3日目に偶然良い撮影ポイントに出会った。

ここからは車から降りての撮影。

餌を探して歩き回る。

羽は広げるが飛べない。

やっと正面から撮影できた。

若鳥、もう単独行動ができる。

餌も自分で探して採餌する。

ヤンバルクイナの親(左)と子(右)

親が採餌の仕方を見せて教える。子はそれを学んで成長する。
この場所では親鳥2羽、子どもが2羽の合計4羽の家族であった。

時期的に雛が成長して若鳥になる頃なのだろうか、親が採餌して餌を雛に運ぶ姿は別の場所で一度だけ見たが撮影には至らなかった。
念願のヤンバルクイナが撮影できて嬉しかった。

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