Adobe Lightroom Classic のAIノイズ除去
2023年4月18日の最新アップデートでAI技術を活用した新しいノイズ軽減機能が「ノイズ除去」という名称で実装された。
作例として夜間に撮影したものを現像してみた。2023年2月9日3:36撮影、CANON EOS 90D Tokina 10-17mm Fish-eye 三脚使用
f8、15秒、ISO1600、3250万画素のRAWデータ。
岩手県宮古市浄土ヶ浜。満月の光がうっすらと岩肌に、前景の砂利浜は超強力LEDライトで照射している。
拡大してみるとそれなりのノイズが目立つ。
「ノイズ除去」をクリックする。
プレビューを見ながらノイズ除去の適用量をスライドバーで調整できる。
処理速度は15秒。あっという間だ。
ノイズ除去適用量を20、40としたものと比較してみた。
ノーマルではノイズがそれなりに目立つ。
ノイズ除去適用量20
ノイズが目立たなくなっているのが実感できる。
ノイズ除去適用量40がベスト。
ノイズが無くなった。これは凄いと思う。
今は無き築地市場。2006年11月18日朝の6:41撮影、CANON EOS 30D Tokina 10-17mm Fish-eye
f5.6、1/500秒、ISO400、820万画素のRAWデータ。
手持ち撮影でバンバン撮影するために早いシャッタースピードでアンダー目に撮影、プラス補正で現像処理をした。
ややノイズが目立つのは17年前のカメラでは当たり前のこと。
ノイズ除去適用量50で処理。処理速度4秒。
見違えるほど綺麗になった。
適用量を上げすぎるとヌルヌル(面ツル)になってしまうので程々に。
ワンクリックで簡単にノイズが除去される、軽減というレベルでは無く取り除いてしまったというのが私の正直な感想。
尚、処理速度はパソコンのCPU/GPUの能力が問われる。
私はMac Studio M1Max メモリ32GB 、まあまあ速い部類だと自負している。