日本には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキ、ヒルギダマシ、マヤプシキ、ニッパヤシの7種類のマングローブがあり、西表島にはその全ての種類が生育している。
西表島・クイラ川の水中から見るヤエヤマヒルギ
舟浮湾の流入河川。ダイビングボートを河口付近に停泊して潜水撮影。
西表島・仲良川河口
白浜港脇にあるマングローブ林と干潟、白浜集落から徒歩で行くことが出来る。ヤエヤマヒルギの群落が見事だ。
沖縄本島には、メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキの4種類が生育している。
タコの腕の様な支柱根が特徴のヤエヤマヒルギ。
沖縄島・慶佐次川のマングローブと干潟
国頭郡東村。東村ふれあいヒルギ公園はヒルギ林周辺に整備された公園。ヒルギを間近で観察できる木道や展望台が設けられている。
メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種類のヒルギが見られる。ヤエヤマヒルギはここ慶佐次が分布の北限。
公園駐車場に設置された巨大なシオマネキのモニュメント。
屋我地島の羽地内海側に広がるマングローブ(饒平名干潟)
メヒルギは葉先が丸みを帯びていて、気根は根が板を立てたような形に発達することで木を支える板根(ばんこん)。
ヒルギダマシ(左)とヤエヤマヒルギ(右)
ヒルギダマシは割り箸を立てた様な荀根を出す特徴が有る。
オヒルギ
赤い萼(がく)が鮮やかで、アカバナヒルギという別名があるが、花弁(はなびら)は違う色。
金武町億首川のマングローブ林
オヒルギの胎生種子は樹についているうちに基部側で発芽し、先端からは果実のような棒状の胚軸を20cm以上伸ばす。
やがて落下し、潮に乗って分布域を広げるので散布体とも呼ばれている。
準マングローブ植物、マングローブ林と内陸の林の境目に生育する。
安波のサキシマスオウノキ(国頭村安波)県指定天然記念物。
板のような形の板根が発達する常緑性高木。沖縄県では、かつてこの板根を切り出してそのままサバニ舟の舵として使用した。
サキシマスオウノキに隣接していたサガリバナ(国頭村安波)
花は夏の夕方から夜間に咲き、翌朝落花する一日花。花言葉は「幸せが訪れる」。