三脚改造
先日山中湖パノラマ台でタイムラプス撮影をした後の下山時に、三脚の脚を一本だけ伸ばしてトレッキングポール代わりに使用した。
本格的な登山を伴う撮影行では勿論本物のトレッキングポールを使用するのだが、1時間にも満たないトレッキング程度では上記の手法を良く使う。
SLIKの三脚の脚の先端はゴムがはめられているだけで、これがいつの間にか取れて無くなっていた。
Velbonの昔の三脚は可変スパイク石突きが標準で装着されていて、トレッキングポールの様に使用するのに向いている。恐ろしく頑丈で40年使用したビデオ用三脚と30年使用したカーボン三脚も未だに壊れていない。
今回は2台の三脚の全ての脚に、可変スパイク石突きを取り付けた。
左から、Velbon Neo Carmagne 545、3ウェイ雲台から Velbon 自由雲台 QHD-G6AS に換装済。
Leofoto Urban LX-284CT、ノーマル。
SLIK PRO 340 BH-TI、3ウェイ雲台から Koolehaoda 360度ダブルパノラマ自由雲台 に換装済。
それぞれの脚の先端は下の画像のとおり。
左のVelbonの三脚は可変スパイク石突きが標準装備。
ゴムを回すとステンレスのスパイク部分が出たり隠れたりする。
使用する地面の性質に合わせて調節出来る。
Leofotoの三脚パーツには様々なスパイク石突きがラインナップされているが、標準のゴムを外してスパイクに付け替えるのは面倒以外の何物でもない。
Leofotoの脚の先端は、「Velbon 三脚アクセサリー 可変石突セット(V600) 中型三脚用 交換用石突」に交換する。
先端の3/8インチネジのボルトがついたゴムブッシュを緩めて外す。Velbonの可変石突きも同じ3/8インチネジのボルトを使用しているのでねじ込んで付属のスパナで締めれば終わり。
SLIKの三脚の先端は、「Manfrotto ラバー/ステンレススパイク付き石突 」に交換する。
Manfrotto スパイク付き石突は、三脚の脚を差し込んでネジで締めるのであるが、穴の直径は15.5mm、真円では無く一部がフラットになっている。
SLIKの三脚の先端はノギスで計測すると14mm、2箇所がレール状に切れ込みが有り少し細くなっている。
代用品とはこんなサイズ感でも何とかなるものだ。純正品の様に装着された。どこから見ても違和感は無い。
使用方法は全て同じで、三脚を立てる場所に合わせて調整する。
スパイクを出しておけば凍てついた岩盤でも食い込む、また長時間のタイムラプス撮影でもゴムの柔軟性によるぐらつきも無縁だ。
建物内の傷付けたくない床での使用時はゴム部分を出せばスパイクは完全に隠れるので安心だ。