Macで擬似サラウンド構築
MacOSのAudio MIDI設定で擬似的にステレオサラウンド音響を楽しめる事がわかりました。
本格的にサラウンド環境を構築するにはAVアンプ(Dolby Atmos対応)と5.1chスピーカーシステム以上を組む必要があるのだけれど、それっぽい音の広がりを体験したいのであればMac本体のスピーカー(または外部接続したスピーカー)とBluetooth接続された外部スピーカーの2系統(ステレオで合計4ch)があればかなりの音響の広がりが得られます。
私はBenQ PD3205U というモニターに付属されているスピーカーの音が不満で、 SONY SRS-XE300 を購入しBluetooth 接続してみましたが高音域の張りが無くこもった音質(SONYらしい無難な音)でスピーカーへの不満が再燃しました。
高音域だけモニター内蔵のスピーカーに担当してもらい(ツイーターをネットワーク回路で追加するようなイメージ)、中低音域はSONYのスピーカーで担当した様な音が理想的です。
MacOSにはAudio MIDI 設定というアプリがバンドルされています。これを起動するには「Finder」の「移動」メニューの「ユーティリティ」というフォルダの中にあるAudio MIDI設定をダブルクリックします。
アプリが起動したら、画面左下の「+」をクリックし、「複数出力装置を作成」をクリックし、画面右側の「オーディオ装置」から音を鳴らしたいものにチェックを入れます。
私はモニター内蔵のスピーカーとSONYのBluetooth 接続したスピーカーを「複数出力装置」に設定しました。
音ずれ補正はチェックしておきましたが差異は感じられませんでした。
システム設定からFinderメニューバーにサウンドを表示させる設定にします。
出力の「複数出力装置」をクリックすると、設定したオーディオ機器から同時に音が出力されます。
キーボードの音量設定は無効になるので、各々の出力装置をクリックして(または物理的に)音量を設定します。
上手く調整すると程よくミックスされてまるでサラウンドスピーカーシステムの音響の様に聞こえます。
詳しい調整は検索すると色々出てきますのでTRYしてみてください。