無線機・アンテナ取り付け

電源回路が組み上がったので、無線機を取り付ける。
最近の車は運転席周囲に無線機を取り付ける場所が全くと言って良いほど無い。
私の理想は、一台でHF〜UHF帯を運用できるトランシーバーで高周波出力が50Wのもの、コントローラー部が本体と独立してケーブル一本で接続するもの。残念ながら現在販売されているものでは無かった。
少し前のモデルで中古市場限定ではあるが、ICOM製でIC-7100Mが理想に近いことが分かった。
HF,50,144,430MHz帯のトランシーバー、430MHz帯のみが35Wでその他は50W出力。
コントローラー部が小さくてLANケーブル一本で無線機本体を制御できる。スピーカー内蔵、マイクはリモコンハンドマイクでコントローラー部に接続する。

ダッシュボード上にコントローラー部を設置、コントローラー下に三脚用穴が空いてるので汎用プレートを介して両面テープで固定。視認しやすい様に角度を若干下向きにしてある。

無線機本体の設置場所を助手席下にしようと考えていた。スペース的にはギリギリ、しかし後席に誰かが乗車した時が大雨の場合を想定すると何らかの対策を講じる必要がある。少々厄介だ。
幸いなことに後席の後ろのラゲッジスペースの床板下に広い収納スペースがある。深さは浅いがここにキャンプ用の折りたたみ椅子やテーブル、一脚、布チェーン、クーラーボックス、工具一式、三脚などを詰め込んでいる。
三脚を2本下ろしたら無線機を積めるスペースが確保できた。

上がAT-180、下がIC-7100M本体、裏にデュープレクサー(コメットCF-706 )、奥に見えるのは黒いケースに入ったビデオ三脚。

ICOM製アンテナチューナーAT-180も購入した。短いモービルホイップアンテナでは周波数帯域が狭く、SWRが下がりきれなく送信機にかかる負担も見逃せない。
デュープレクサーも使って無線機のアンテナコネクターの2個出しを1個にまとめている。
この上に天板が乗っかりラゲッジスペースとなる仕組み。

さて次はいよいよアンテナである。無線機一台、アンテナ一本がスタートで、後々どうなるかは分からない。
第一電波工業 HV5S(HV-5S) 7/21/50/144/430MHz帯高能率モービルアンテナ【1.42m】
何とも理想的で現実的なアンテナがあるではないか!この5バンドが車で運用できるのなら申し分は無い。
このアンテナをどこに付けるか、最初はルーフレール運転席側の最前部に取り付けてみた。
430MHz帯のSWRが3以上、これはルーフキャリア(バスケット)が高周波的に干渉しているのが原因の様だ。
それではと、ルーフバスケットの最前部に付け替えてみた。

第一電波工業 K512(K-512) パイプ・ルーフレール用基台を使用、3方向で角度調整が可能。

今度は144MHz帯のSWRがよく無い。というのもノンラジアルタイプのアンテナではなくマイナス端子はボディアースを取らなければならないからだ。
HF ~50MHz帯はアースが無いと全くSWRは下がらないので マグネットアース をルーフに貼り付けた。

第一電波工業 MAT50(MAT-50) 7~50MHz帯マグネットアース 高速道路120km/h走行でも剥がれる事はない。

昔の車のように基台のネジを車体やルーフキャリアに締め込んで傷をつけるアースの取り方は時代遅れでもあるし、サビを誘発するので問題外。
ひとまずこれで様子を見ようとしたが、新たな問題発生!
私の住んでいる東京では、スーパーマーケットは立体駐車場で高さ制限が2.1m~2.3mがほぼ100%
スーパーに入る前と出た後に駐車してアンテナを倒したり立てたりしなければならない。まして一時的に駐車するのもほぼ不可能な交通事情。
第一電波工業 K9000 (K-9000) 電動基台
便利なものがあった。これしかない!
ルーフバスケット最前部ではどうしても取り付け角度的に真っ直ぐアンテナを傾ける事ができず、また取り付け位置を変えた。
最も高い位置になり基台取り付け部は地上高190cm、アンテナトップで335cmとなった。

基台のパーツは一部共有できる。角度調整は申し分無くできた。

ラチェット荷締め機の金属製ハンドルは後ろになる様に後日移動したが干渉はあまり無かった様だ。
マグネットアースのケーブルが足りなくなったので少し延長した。21MHz帯のSWRが悪化した。

アンテナを倒した状態、動作は約5〜6秒かかる。運転席ドアミラーの角度を調整すると倒れた状態が視認できる。

ATシフトレバー横にアンテナ電動基台作動スイッチを設置、電源はシガーライター端子から。

現在、21MHz帯のSWRが下がらない問題点がある以外は総じて良好に運用できている。
元来、一本の短いアンテナで全ての周波数帯を快適に運用するのは無理な話で、中でも7MHz帯がセンターローディングとなっていてそこそこ使えているのが嬉しい誤算だ。



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