マングローブの生物多様性
マングローブ周辺と干潟にはその恩恵を受けた豊かな生物層が有り、「砂や泥」の土壌状態で底生生物の棲み分けが特定される。


オキナワアナジャコ 体長約20cm
ザリガニやロブスターの様な体型。マングローブ奥に穴を掘り高さが1m以上にもなる「塚」を築く。


クマドリオウギガニ 甲幅約10cm
マングローブにすむ比較的大きなカニ。眼の下の模様が歌舞伎の隈取に似ていることが名前の由来。
別名:ヤクジャマガニ。


ヒルギハシリイワガニ 甲幅約2cm
マングローブ上で活動することが多く干潟の表面に降りることはあまりない。


オオベンケイガニ 甲幅約4cm
マングローブ林の奥に穴居する。


ヒメアシハラガニモドキ 甲幅約3cm
オキナワアナジャコの巣塚の周辺など乾いた泥質を好む。


ミナミトビハゼ 体長約5〜10cm
マングローブの根元を胸鰭を使って這う様に移動する。
潮が満ちてくると水を避けるように移動し、ヒルギの枝などに登って休憩する。方言名はトントンミー。


ベニシオマネキ(雄) 甲幅約1.5cm
雄はハサミ脚は赤く、甲羅は黒っぽいものから水色と朱色のパターンが入ったものや朱色一色のものなど様々、脚は赤か濃い紫色をしている。

ベニシオマネキ(雌) 甲幅約1cm
雌は甲羅が赤く、各脚は赤や濃い紫色が混在する。


オキナワハクセンシオマネキ(雄) 甲幅約2cm
雄は左右どちらかのはさみが大きく、白や黄色で、他のシオマネキに比べて体のわりにはさみが大きい。
雄は雌の気を引くために、大はさみを大きく振る。(雄のウェービング)