野鳥撮影遠征〜中津干潟(大分県・中津市)(1)
九州最終日は別府温泉の後に中津干潟へ向かった。
干潟ある所に野鳥ありと素人考えで向かうのだが、初めての地では狙いも定まらない。
「ひがたらぼ」を訪ねてみた。NPO法人 水辺に遊ぶ会 が設立された環境学習と干潟保全の拠点。
我々が干潟生物と野鳥に興味が深いことを告げると、潮が合えばズグロカモメがヤマトオサガニを捕食するシーンが目の前の干潟で観察できると教えて下さった。
潮時表を見て午後3時頃にここに戻ってくれば丁度良いらしい。
まだ3時間あるのでコンビニで昼食を摂り、近隣のめぼしいところを探鳥した。
河口域の砂州でヘラサギやクロツラヘラサギの群れが見られた。かなり遠かったが、予想通り探鳥できて嬉しかった。
ズグロカモメ(頭黒鴎)
冬羽は頭部が白く、眼後部に黒い斑紋が入る。夏羽は頭部が黒く和名の由来になっている。全長30cm RDB絶滅危惧II類 (VU)
低空を飛翔しながら常に下を見て獲物を探している。
急降下して水中にいる獲物目掛けてダイブ。
見事 ヤマトオサガニ を捕らた。
潮が引くと捕食成功率も上がる。
干潟は野鳥のレストラン。
1時間ほどで捕食行動は終わり、ズグロカモメたちは姿を消した。