北東北撮影行 〜 奥入瀬渓流
グダリ沼撮影後に「酸ヶ湯温泉」へ向かう。途中から対向車が何台もすれ違い、自分の車の後続車も多い事に気がつく。嫌な予感は的中し、酸ヶ湯 公共駐車場と酸ヶ湯温泉 駐車場は満車、当然ながら酸ヶ湯温泉 前の駐車場とトイレ前も満車である。あまりにも有名な温泉もこの日は芋洗い温泉と化しているに違いない。
十和田湖方面に戻り、「谷地温泉」へ向かった。「日本三秘湯」と謳っている歴史ある湯治宿で日帰り入浴の営業もしている。まあまあ混んでいたが湯船に浸かる頃にはピークが過ぎてゆったりと過ごせた。青森県は良い温泉が数え切れないほどあるようで、前日入浴した七戸の「東八甲田温泉」も素晴らしかった。
早朝に奥入瀬渓流へ向かう。秋の紅葉シーズンには大変な混雑ぶりで、平成15年から渓流に隣接する国道102号のマイカー交通規制を試行している。
令和5年度マイカー交通規制は、国と連携し令和5年10月23日(月)~29日(日)の7日間実施する予定だ。
夏は規制がないので所々にある駐車場に車を入れて、三脚担いでちょっと歩いて写真が撮れる。
渓流や滝の流れをスローシャッターで絹糸のような水の表現をする場合、木の葉が揺れない風の少ない早朝が必須。NDフィルター 8〜16 程度を使用し、ガッチリした三脚を立てる。
阿修羅の流れ
銚子大滝
奥入瀬渓流は初めてだが、渓流の水量が多く流れの幅も広めで写真的にはそれほどの魅力は感じられなかった。
例えば、山梨県本谷川渓谷も林道沿いに渓流があり車窓からも素晴らしい紅葉が楽しめる。
観光客は少ないので渋滞も無い。上流の沢はイワナの水中撮影でフィルム時代から通った場所。
しかし、近くの某日帰り温泉はお勧め出来ない。長時間に及ぶ沢の水中撮影で冷え切った身体を温めるには、余りにもぬるかった。