沖縄本島・野鳥と干潟撮影(6)金武町
最終日前夜は金武町で宿泊し、翌早朝は金武町の田畑のあるフィールドで探鳥した。
先ずは沖縄ネイチャーオフィス(O.N.O)さんのカフェカウンターでコーヒーをいただいた。
何とここから居ながらにしてリュウキュウヨシゴイ雄を撮影!
周辺を徒歩で探鳥、頭上にリュウキュウツバメ。
金武バイパスの高架下にもリュウキュウツバメ。
セッカ、南国では体色が鮮やかに見えるのは気のせいか?
シマキンパラ(アミハラ)、これは外来種だ。
シロガシラ、沖縄で見られるヒヨドリの仲間。白頭と書き、頭が白いのが特徴。
これは国頭村で撮影したもの。
こちらは金武町で撮影、枝の上にいるのはタイリクショウジョウトンボ雄。
アマサギ、我々はライファーでした。
何かの幼虫のような物を捕食。
外敵を察知したのか警戒している。
シロハラクイナ(白腹水鶏)
採餌場所であろう養鶏所と道路を挟んだ巣のある草むらを行ったり来たりしていた。
道路を横断する際、車を確認して早足で歩く。
名前は白腹(シロハラ)だが、顔から腹の下まで白い。
金武町での撮影を終えて再び養鶏所の前に来るとシロハラクイナが道路中央でもがいていた。
車に跳ねられたのであろうか、怪我をしていて立ち上がれない。足をやられたのであろう。
ちょうどこの日は近隣のネイチャーみらい館で大きなイベント(第14回 金武町 たんぼフェスタ)を開催していて周囲の道路は車の往来が激しかった。
我々は路肩にレンタカーを駐車して、どうしたものかと沖縄ネイチャーオフィスさんに連絡をして対処することにした。
大きめのコンビニ袋に入れて指示された場所に持ち込む様に告げられた。
シロハラクイナにそっとコンビニ袋をかけて持ち上げると袋の中で暴れた。野生の動物にとっては恐怖でしかない、当然の反応だろう。
そして一瞬にして袋の中から飛び立ちどこかへ一目散に逃げていったのである。袋の中には赤い血液が付着していた。
飛んでいく力があれば大丈夫であろうと、その後の連絡での回答にホッと胸を撫で下ろした次第。
これは到底忘れられない思い出となった。国頭村内にあるヤンバルクイナをはじめ野生生物に対するロードキルの注意喚起の看板の数々が脳裏をよぎった。
シロハラクイナを轢き逃げした者を責める気はないが、一人一人が注意してゆっくり走行しなければならないと改めて感じた。