水の嫌いなトビハゼ
トビハゼは魚類であり、淡水魚に分類される。
しかし、水を嫌う。サカナなのに。
泳ぐことは出来るが(サカナだから当たり前)、目を水面から出して泳ぐ。
そして泳ぎは遅い。何だか水が恐い小学生みたいな泳ぎ方だ。
そして泳力はとことん弱く、葦につかまって休憩する。
藁をもつかむ何とやらで情けないサカナ。
危険が迫ると泳がずに飛んで逃げる有り様。
完全に自分がサカナである事を忘れている。
だから可愛いし愛おしくなるのだ。
5月下旬から今まで大潮周りを軸に計35日間、1日当たり平均5時間彼らを観察・撮影してきた。もう少し干潟に通うことになるが、トビハゼの生態が少しわかり益々興味が湧いてきた。撮影した写真や動画も整理がつくのは未だこれから。炎天下の干潟は灼熱地獄で私は真っ黒に日焼けしてもう何枚皮が剥けたのかわからない。