バッ直

「バッ直」とは、バッテリーから直に電源を供給すること。

先日追加したポータブル電源、古いポータブル電源と2台同時にシガーソケットから充電したらシガーライタープラグの接触不良で発熱。
先端が溶けてヒューズが取れない状態になりこのままでは大変危険なので、エンジンルームのバッテリーから直配線で車内に取り込む作業をした。

必要な工具とパーツは大体これくらい。
その他、半田コテ、カッター、自己融着テープなど。


エンジンルームから助手席側を見ると丸いゴムシートで防水された配線取り込み口が見える。


ここに3sqのコード3mを配線取り込み用ワイヤーで車内に引き込む。
ワイヤーに配線をビニールテープで固定、ゴムシート部にカッターで小さな亀裂を開けて突っ込む。


車内助手席側はグローブボックス類を外さなくても足元上側の内張シートを剥がすだけでコードを引き込みできた。


コルゲートチューブは配線を振動や熱から保護するために必須。
配線引き込み口のゴムシート部にセメダインスーパーXでシーリング。これをしないと車内に水が入る。


電極付近とヒューズBOXは自己融着テープで防水・絶縁し、コルゲートチューブにビニールテープを巻いて他の配線にタイラップで共締め。


4極30Aリレーと分配器をメンテナンスし易い場所に固定。
ACC電源+、バッテリー+をリレーを介して分配器に接続。
分配器にバッテリーとリレーのアースを接続。
分配器のヒューズを通した電源+−を各負荷に接続。
尚、ターミナルは全て半田処理をして接触不良と芯線抜けを防止。


リレーを使用しているので、キーがACCの位置やONにならないとバッテリーから分配器に12Vが流れない。
つまりエンジンをかけてないと充電できないのでバッテリー上がりが防止できる。
新しいポータブル電源はアイドリング状態で、80W→96Wと充電電力が120%に向上した。
接触抵抗が発生する箇所が無いので車両火災の心配は無い。

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