チュウシャクシギ
干潟に生息するヤマトオサガニの天敵であるチュウシャクシギは干潟を歩きながら巣穴を見つけ、その下向きに曲がった長い嘴を差し込みヤマトオサガニを掘り出す。
ヤマトオサガニの脚を咥えたかと思うと激しく首を振り、遠心力を利用してヤマトオサガニの胴体を切り離す。
数回同じ動作を繰り返して胴体だけになったヤマトオサガニを嘴の根元で縦方向に回して飲み込む。
胴体を飲み込んだ後に周囲に散らばったヤマトオサガニの脚部も一つずつ平らげる。
チュウシャクシギは旅鳥で春や秋の渡りの時期に見られ、潮の干満によって捕食ポイントを移動する。
葛西臨海公園・鳥類園にて撮影。