撮影行
初夏の九州撮影行(8)「ムツゴロウの仲間と天敵」
ムツゴロウが生息する泥干潟では、様々な生物が観察できる。最もよく見られるのはトビハゼだ。ムツゴロウに比べてかなり小さく、目が特徴的である。 トビハゼ雄の求愛ジャンプ。婚姻色に染まっている。 泥干潟では多くのカニ類 […]
初夏の九州撮影行(7)「ムツゴロウの生態」
先般、雄の求愛ジャンプや決闘などを先に紹介してしまったが、ムツゴロウの生態を改めてここに記す。ムツゴロウは基本的にトビハゼの生態と酷似しているが違う部分も多い。トビハゼは肉食であるがムツゴロウは草食で干潟の泥表 […]
初夏の九州撮影行(6)「ムツゴロウの決闘」
ムツゴロウの雄同士の決闘雄は巣穴の周り1〜2mが行動範囲であり、縄張りとなる。その中で求愛ジャンプをして雌の気を引く。近くにいる雄が縄張りに侵入すると追い払うべく、背鰭を立てたり口を大きく開けて威嚇する。闘争心の弱い雄 […]
初夏の九州撮影行(5)「ムツゴロウの求愛ジャンプ」
ムツゴロウ撮影は7日間、写真と動画を精力的に撮影した。先ずは「ムツゴロウ雄の求愛ジャンプ」を見て頂きたい。 ムツゴロウの繁殖期は5月中旬〜7月、雄は雌の気を引くためにジャンプを繰り返す。尾鰭を折り曲げてバネにして垂直に飛 […]
初夏の九州撮影行(4)「日本一の干潟・有明海」
東京の自宅から約1250km、5月28日(火)19:00頃に出発して5月31日(金)10:30頃に有明海に到着した。38.5時間の車旅であった。例えば横須賀〜新門司間を約21時間で運航する東京九州フェリーを利用したとした […]
初夏の九州撮影行(3)「広島〜山口、そして九州へ」
愛知県・三重県の道の駅でツバメの撮影をした後はひたすら西を目指した。奈良市から大阪府守口市、豊中市を抜けて兵庫県に入る。途中、千里川土手で航空機撮影でもしようと思ったが、楽しみは次回に持ち越すことにした。国道176号線を […]
初夏の九州撮影行(2)「道の駅で道草」
道中で車中泊は道の駅を利用した。ここは愛知県の道の駅、朝はツバメの餌やりで慌ただしい。もうそんな季節かと、カメラを取り出し撮影を始めた。道の駅で道草する。 ツバメの雛の何とも愛くるしい表情に釘付けになる。 歌声に自信あり […]
初夏の九州撮影行(1)「下道・車中泊の16日間」
5月下旬から車中泊で九州まで撮影行を敢行した。今回の主な目的は「ムツゴロウ」だ。当初の予定より約2週間早めての出発となった。梅雨時の天候次第でやむを得ず、またムツゴロウの活性が早まっている情報からでもある。旅の日数は撮れ […]
コウノトリ 渡良瀬遊水地
渡良瀬遊水地に初めて行った。目的はコウノトリの撮影だ。「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」と言う童話だか神話だか分からないが、子供の頃に聞いた話だけがコウノトリの名前だけの記憶で実際にコウノトリを見たことがなかった。野鳥 […]
トモエガモ 北印旛沼
トモエガモの大群が現れたとの情報で昨年11月下旬に撮影に行ったが、かなり遠くに双眼鏡でやっと確認できただけであった。年が明けて2月の上旬にリベンジした。その間にSNSで話題になり、カメラマンも多く来ていると思い平日午後に […]
ミコアイサ(巫女秋沙)
和名のミコはオスの羽衣が巫女の白装束のように見えることに由来する。全身が白くて目の周囲が黒いことからパンダガモの愛称があり人気が高い。図鑑を見て初めて知り、いつか見たいと思っていた。1月に入ってミコアイサの情報が多くなっ […]
コハクチョウ撮影 安曇野
湧水撮影で何度も訪れた長野県安曇野。昨年はカモ類の撮影で2回行った。コハクチョウは千葉県や埼玉県で昨年何度か撮影したが、納得の行く結果が出せなかった。1月末に宿を予約して2日間、安曇野白鳥飛来地で撮影。できれば積雪を期待 […]
野鳥撮影遠征〜オシドリ観察小屋(鳥取県・日野町)
大分県中津干潟を九州での最後の撮影地にして、次に向かうのは鳥取県日野町にあるオシドリ観察小屋。16:30に中津干潟を出発、目的地までは430km走ることになる。深夜2時頃に1時間ほど仮眠して翌朝5時過ぎに現地に到着した。 […]
野鳥撮影遠征〜中津干潟(大分県・中津市)(2)
中津干潟でズグロカモメを撮影した合間に何種類かの野鳥も撮影した。 ヘラサギ・クロツラヘラサギ九州で出会ったクロツラヘラサギの群れには少数のヘラサギが混在していたが、ここではヘラサギの割合が多かった。 海では野鳥の捕食シー […]
野鳥撮影遠征〜中津干潟(大分県・中津市)(1)
九州最終日は別府温泉の後に中津干潟へ向かった。干潟ある所に野鳥ありと素人考えで向かうのだが、初めての地では狙いも定まらない。「ひがたらぼ」を訪ねてみた。NPO法人 水辺に遊ぶ会 が設立された環境学習と干潟保全の拠点。我々 […]
野鳥撮影遠征〜クロツラヘラサギ(鹿児島県・姶良市/霧島市)
【 クロツラヘラサギ 】黒面箆鷺RDB絶滅危惧IB類 (EN)全世界での生息数は約4,400羽。体長74cm、翼を広げた長さは110cm。 鹿児島市でカツオドリ撮影を終えた後に姶良市と霧島市でクロツラヘラサギを探鳥した。 […]
野鳥撮影遠征〜カツオドリ@錦江湾(鹿児島県鹿児島市)
【 カツオドリ 】鰹鳥 カツオなどの大型魚に追われて海面付近に上がってきた小魚を狙い集まる習性から、カツオなどの魚群を知らせる鳥とされた事が和名の由来。全長70cmで、顔が青いのは雄。空中から一気に急降下して海中にダイビ […]
野鳥撮影遠征〜ツル観察センター(鹿児島県出水市)(7)
【 ツクシガモ 】筑紫鴨 出水平野で初めて見たカモで、その色彩が印象的で思わずレンズを向けた野鳥でもある。和名は九州北部の筑紫地方に多いことが由来とされる。全長63cmとカモ類では大型。 【 ミヤマガラス 】深山鴉 ユー […]
野鳥撮影遠征〜ツル観察センター(鹿児島県出水市)(6)
【 ソデグロヅル 】袖黒鶴 全長135cmと大型で全世界で約4000羽と希少種。日本には迷った個体がごく稀に冬に渡来する。撮影日期間中は1羽との情報であった。1万羽超えの1羽なので当初からよほど運が良いか奇跡でない限り見 […]
野鳥撮影遠征〜ツル観察センター(鹿児島県出水市)(5)
【 クロヅル 】黒鶴 体長115cmとナベヅルとマナヅルの中間くらいの大きさ。ユーラシア大陸に広く分布するツル。全身が灰色で風切羽が黒。後頭から眼先、喉から頸部前面の羽衣は黒。一万羽超えの中からクロヅルを見つけ出すのは至 […]
野鳥撮影遠征〜ツル観察センター(鹿児島県出水市)(4)
【 カナダヅル 】カナダ鶴 体長95cmでナベヅルよりやや小さい。北アメリカに分布し、日本には毎年ごく少数が稀な冬鳥として確認されている。撮影日には鹿児島県出水平野に渡来していた4羽全てを撮影できた。(成鳥2羽・幼鳥2羽 […]
野鳥撮影遠征〜ツル観察センター(鹿児島県出水市)(3)
【 マナヅル 】真鶴 撮影日はマナヅルの渡来数はナベヅルの10%くらいの数であった。それでも1000羽を超えるからかなりの数が観察できる。世界の生息数は6000〜7000羽と推測されていて、その約半数がここ出水平野に渡来 […]
野鳥撮影遠征〜ツル観察センター(鹿児島県出水市)(2)
【 ナベヅル 】鍋鶴 ツル観察センターは広大なエリアで膨大な数のツルを観察することができる。そのほとんどがナベヅルだ。早朝日の出前にツルたちは東干拓エリアの塒(ねぐら)から餌やり場に飛来した。ここへはセンターで通行許可証 […]
野鳥撮影遠征〜ツル観察センター(鹿児島県出水市)(1)
愛知県設楽町の「おしどりの里」を後にして、次の撮影地は鹿児島県出水市の「ツル観察センター」だ。約1,000kmとちょっとの移動、途中山口県防府市の山陽道佐波川SAで仮眠する。早朝にまた走り出し、日の出時刻に関門海峡を渡っ […]
野鳥撮影遠征〜おしどりの里(愛知県設楽町)
長野県の某ダム湖で初めて撮影したオシドリが余りにも遠かったので何処か良い場所は無いのかと探していた。今回9日間で九州まで遠征することになり、初日は愛知県設楽町にあるおしどりの里で撮影しようと目論んだ。 東京の自宅からは約 […]
新潟 撮影行〜はざかけ米〜
米どころ・新潟では新米の収穫時期も終盤を迎えた。稲の天日干し「はざかけ」を撮影した。稲刈りをした後の稲を「はざ」にかけ、自然のまま天日乾燥する。短時間(1〜2日間)で乾かす機械乾燥と違い太陽の光と風とでゆっくりと乾燥させ […]
新潟 撮影行〜山本山高原〜
小千谷市にある標高336mの山本山高原。蕎麦の花が見頃を迎えた。 そしてここから眼下に広がる見事な景色は、黄金色に輝く稲と蕎麦の花咲く田畑のパッチワーク。 実りの段階や休耕田とのコントラスト、畦道の草の緑もデザインに一役 […]